この言葉が嫌い「自己責任」
私が60歳で定年退職した時には「金」は全くなかった。
全部家族のために使ってしまっていた。
✳︎税金、学費、保険
✳︎ローン
✳︎旅行費用
✳︎親へのええかっこしいの小遣い
✳︎様々な生活のための料金
✳︎「行こか」と誘われる飲み会
✳︎もちろん毎月の生活費
✳︎突然の出費(修理費、家電の買い替え)
などなど
思い出しただけでもうん十万は消えてしまう。
そのような生活費
からは馬鹿にならない。
その結果、私は貯金がゼロになってしまった。
定年退職の時、1番驚かれたのは、
「で、貯金はいくらあるの?」
私「通帳にある30万円」
「それは、通常の引き落としの分でしよう」
私「そうや」
「定期預金のこと」
私「ない」
「全然ない?」「どういうこと」
私「みんなのために使ってたら、なくなった」
「そんなことあるわけない」
私「ほんまにそうなんや」
「信じられない」
ということで、全く「金」がないことを信じてもらえず、かつ、無駄遣いをしたのだと決めつけられ、小遣いは月一万円とされてしまったのだ。
全てあんたの「自己責任」
この言葉が一番嫌いだ。
みんなのために使ったのに、結果だけを見てそのプロセスを見ない。
これってひどくない?